和歌山県立近代美術館

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シンポジウム 近代遺産の保存と活用―郭家住宅を事例として―開催のお知らせ

シンポジウム 近代遺産の保存と活用

—郭家住宅を事例として—開催のお知らせ

 

建築遺産を活かした魅力あるまちづくりへ

まちなかの建築遺産は、その地域の文化を象徴し、まちに風格や魅力を与え、市民にとってはそこで暮らすことに誇りを感じさせる大切なものです。そして今日、建築遺産をじゅうぶんな配慮をもって保存し、地域の人々の手で活用する「歴史を生かしたまちづくり」が求められています。
和歌山市は、近世においては紀州徳川家の城下町として、近代では繊維を中心とした産業都市として発展し、昭和戦前期までは数多くの近世・近代の建築遺産を擁していました。しかしながら、戦災や戦後高度経済成長のなかでこれらの多くが失われました。
いま和歌山市で少数ながら現存している近世・近代建築遺産のなかで、最も重要なもののひとつが「郭家住宅(旧郭医院)」です。1877(明治10年)の建築当時から「異人館」と呼ばれていたベランダコロニアル様式の洋館と、江戸後期につくられた質の高い意匠の煎茶席を含む数寄屋とを併せ持つ建物です。
これを建てた郭百輔[かく ひゃくすけ]は紀州藩の御殿医でした。当時医者といえば漢方医が殆どだったなか、明治維新後、近代西洋医学の普及を目指して和歌山医学校兼小病院(現在の日本赤十字社和歌山医療センターの前身)を設立するために奔走。そしてみずから西洋医学による治療を行うためこの洋館をつくりました。また旧診察室から続く数寄屋は陸奥宗光の生家伊達家に建てられ、その後郭家に移築されたと伝わっています。
このたびのシンポジウムは、明治の近代的精神を象徴する洋館と、江戸後期の和歌山の文化水準の高さを今に伝える数寄屋からなるこの貴重な郭家住宅を例に、建築史家、まちづくりの専門家、地域の方々と共に、建築遺産の保存と活用、そして文化的なまちづくりについて理解を深めようとするものです。

まちなかの建築遺産は、その地域の文化を象徴し、まちに風格や魅力を与え、市民にとってはそこで暮らすことに誇りを感じさせる大切なものです。そして今日、建築遺産をじゅうぶんな配慮をもって保存し、地域の人々の手で活用する「歴史を生かしたまちづくり」が求められています。

和歌山市は、近世においては紀州徳川家の城下町として、近代では繊維を中心とした産業都市として発展し、昭和戦前期までは数多くの近世・近代の建築遺産を擁していました。しかしながら、戦災や戦後高度経済成長のなかでこれらの多くが失われました。

いま和歌山市で少数ながら現存している近世・近代建築遺産のなかで、最も重要なもののひとつが「郭家住宅(旧郭医院)」です。1877(明治10年)の建築当時から「異人館」と呼ばれていたベランダコロニアル様式の洋館と、江戸後期につくられた質の高い意匠の煎茶席を含む数寄屋とを併せ持つ建物です。

これを建てた郭百輔[かく ひゃくすけ]は紀州藩の御殿医でした。当時医者といえば漢方医が殆どだったなか、明治維新後、近代西洋医学の普及を目指して和歌山医学校兼小病院(現在の日本赤十字社和歌山医療センターの前身)を設立するために奔走。そしてみずから西洋医学による治療を行うためこの洋館をつくりました。また旧診察室から続く数寄屋は陸奥宗光の生家伊達家に建てられ、その後郭家に移築されたと伝わっています。

このたびのシンポジウムは、明治の近代的精神を象徴する洋館と、江戸後期の和歌山の文化水準の高さを今に伝える数寄屋からなるこの貴重な郭家住宅を例に、建築史家、まちづくりの専門家、地域の方々と共に、建築遺産の保存と活用、そして文化的なまちづくりについて理解を深めようとするものです。

 

日時:2017年11月11日(土) 13:30〜16:00
会場:和歌山県立近代美術館 2階ホール
主催:郭家住宅の会
協力:和歌山県立近代美術館
参加料:500円
定員:100名 *当日10:00より受付にて整理券を配布します

 

【第1部 13:30〜14:45】
基調講演「明治初期洋風建築について」
講師:藤森照信(ふじもり・てるのぶ 東京大学名誉教授)
1946(昭和21)年生まれ。高校卒業まで長野県茅野市で過ごす。東北大学、東京大学大学院に進学し、近代建築史、都市史研究の我が国における第一人者として多くの業績を残す。特に明治洋風建築にも造詣が深い。また建築史研究で培われた理解をもとに建築の未来を創造する活動としてみずから建築家としても活動する。自然や歴史文化を生かした、手作り感あふれる建築は独創的で数々の賞を受賞している。これらの作品には茶室が多く含まれ、氏が郭家の煎茶席をどのように評価するか興味は尽きない。
藤森照信氏.jpg

【第2部 15:00〜16:00】
シンポジウム「近代遺産の保存と活用——郭家住宅を事例として——」
パネリスト 藤森照信(東京大学名誉教授)
明石和也(和歌山県建築士会まちづくり委員会委員長)
中西俊五(和歌山市今福地区連合会会長)
コーディネーター 西山修司(郭家住宅の会世話人代表・近代建築史家)

 

シンポジウム 近代遺産の保存と活用―郭家住宅を事例として―開催のお知らせ 画像1
郭家住宅正面(明治10年築)

シンポジウム 近代遺産の保存と活用―郭家住宅を事例として―開催のお知らせ 画像2
郭家住宅数寄屋内の煎茶席(幕末期築)

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