和歌山県立近代美術館

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特集展示 NANGA 俗を去り自ら娯しむ

特集展示 NANGA 俗を去り自ら娯しむ
土田麦僊《梅ヶ畑村》1915年 顔料、絹

会期: 2017(平成29)年9月20日(水)から開催します。

 

 

 

〈 特 集 展 示 〉

NANGA 俗を去り自ら娯しむ

 

 

 

南画(なんが)とは、中国絵画に影響を受けて江戸時代に成立した、主に山水や花鳥を描く絵画です。中国の高級官僚が余技に手がけた文人画(ぶんじんが)や、中国江南地方の温暖な風景を柔らかな筆づかいでとらえた南宗画(なんしゅうが)を起源とするもので、江戸中期以後人気を博し、近代でも日本画の一ジャンルとして独自の展開をみせます。俗世を去って自然に遊び、自らの娯(たの)しみのために絵筆を走らせた中国の教養人に、日本の人々はしばしば憧れのまなざしを向け、南画の超俗的な世界観に心を寄せました。

明治時代の南画は、その表現内容が詩文に依拠したために、絵画としての創意工夫に欠けるとされたことや、様式が形骸化しマンネリズムに陥ったことにより、ときに厳しい批判を浴びせられました。ところが大正時代には、南画を専門とした画家が前時代の流れを汲んで活動を続ける一方で、革新的な日本画家や洋画家らが新時代の表現を求めて南画に学び、従来の枠組みにとらわれない作品を発表します。この革新派の動きは「新南画」と呼ばれ、南画は再び脚光を浴びることとなりました。生命の躍動を画中に示す「気韻生動(きいんせいどう)」や、画家の心象風景を写す「写意(しゃい)」を重んじる南画は、西洋の美術思潮の影響のもとで、かたちの再現ではなく、内面の表現を重視する当時の表現主義的な絵画観と結びつき、日本の絵画表現に新たな展開をもたらすものとして見直されたのです。

今回の特集展示では、当館コレクションのほか、和歌山県立博物館や滋賀県立近代美術館の所蔵品等も含めた約40点の作品と資料によって、江戸期や明治期の南画の表現とともに、それらを換骨奪胎してモダンに変化を遂げた大正から昭和戦前期の作品を広くご紹介します。

 

 


 

【会場】 和歌山県立近代美術館 1階展示室

【会期】 2017(平成29)年9月20日(水)ー 12月17日(日)

*10月30日(月)に一部日本画作品の展示替えを行います

【開館時間】 9時30分−17時(入場は16時30分まで)

【休館日】 月曜日(ただし月曜日が祝休日の場合は翌平日休館)

【観覧料】 一般340(270)円、大学生230(180)円 ( )内は20名以上の団体料金

            *「コレクション展2017-秋」と共通

            *高校生以下、65歳以上、障がい者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料



【関連事業】

◎担当学芸員によるフロアレクチャー

10月7日(土)、11月4日(土)、12月16日(土)いずれも14:00 − 15:00(要観覧券)

◎こども美術館部(小学生対象の鑑賞会)「しぜんの中でかくれんぼ」

10月21日(土)14:00 − 14:45(14:00までに受付にて参加登録、要観覧券)

 

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