和歌山県立近代美術館

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コレクション展2018-冬春 特集 はじまりの景色

コレクション展2018-冬春 特集 はじまりの景色
村井正誠《ロンバルディア》1929

会期: 平成30年1月4日(木)―4月15日(日)

 

【コレクション展2018-冬春】

和歌山県は近代以降もすぐれた美術家を多数輩出しています。洋画では、草創期に活躍した神中糸子に始まり、原勝四郎、村井正誠のほか、アメリカに渡って活躍した石垣栄太郎や浜地清松らも注目されます。日本画では、下村観山や川端龍子ら、その確立に関わった重要な画家がいるほか、大正期に独自の画風を展開した野長瀬晩花、また戦後日本画の革新に大きな役割を果たした稗田一穂も本県の出身です。

彫刻では、戦前に活躍した建畠大夢と保田龍門、それぞれの子息で戦後の彫刻界を切り開いた建畠覚造と保田春彦。版画では、大正初期に革新的な表現を実現した恩地孝四郎と田中恭吉、戦後を代表する版画家のひとり浜口陽三も、それぞれ本県にゆかりがあります。

名前を挙げた作家すべての作品を毎回紹介することはできませんが、こういった作家を軸として、日本において展開した美術の流れを、近代から現代にわたって概観できるよう、ご紹介しています。

さらに、滋賀県立近代美術館が大規模な増築・改修をおこなうにあたり、その休館中に同館のコレクションの一部を当館で公開することとなりました。今回の展覧会では、当館のコレクションにあわせて和歌山市出身の日本画家、下村観山の大作《鵜飼図》、小茂田青樹《四季草花図》など、滋賀県立近代美術館の重要なコレクションの柱である近代日本画の名品と、20世紀後半のアメリカの美術を展覧しています。和歌山と滋賀、ふたつの近代美術館が数十年にわたって収集してきた名品の数々をご覧ください。

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【特集 はじまりの景色】

1月から4月は、新しい年を迎え、学校でも仕事でも年度が改まる時期です。春は私たちの生活と心に、何かがはじまる感じをもたらします。本展では、所蔵作品を中心に美術作品を「はじまり」という視点から見直して、みなさまに心の春を感じていただこうと思います。

美術作品のなかにもさまざまな意味で「はじまり」が感じられる作品があります。春や朝、芽生えや誕生をテーマにした作品もそうですし、線や色、かたちという、造形のはじまりになる要素をとくに取り上げた作品、一人の作り手が初めて作った作品もあります。

作り手が初めて作った作品が残っていることはまれですが、自身の制作の出発地点を探る意識を持って作られた作品はときに見ることができます。何を作ろうとしているかもわからないもどかしさとともに、発見の喜びが感じられる作品は、技術はおよばなくても、作り手自身が深い愛着をもって残したと考えられます。その当時の美術教育の方法によって、模写や、写生など試みの内容は異なりますが、それらの作品からたしかに新鮮な感じを受けることができます。

また、制作を続けていくうちに、特別なテーマを得た作り手が、同じテーマを繰り返し描き、展開させていく連作に取り組むことがあります。当館のコレクションにも、そのはじまり「No.1」がタイトルに冠された作品がいくつかあります。連作のはじまりと、その展開を見ていくと、それが、そのひとの仕事を続けていく支えになっていることがわかります。こうした連作を見ると、制作が、ひらめきばかりではなく、いかに有機的に、意識的に継続されて実現されているものかと心を打たれます。美術は一握りの天才だけが関われるものではなく、あらゆる人にあらかじめ開かれている場所だと実感するからです。

そして、当館の学芸員が、いまの、そして、これからの自身の研究のはじまりになると考えている作品も、あわせてご紹介いたします。その研究の成果として、将来、どのような展覧会をお目にかけることができるか、そのはじまりから予想してお楽しみください。

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【会場】和歌山県立近代美術館 1階展示室

【会期】2018年1月4日(木)− 4月15日(日)

【開館時間】9時30分−17時[入場は16時30分まで]

【休館日】月曜日

[ただし、1月8日(月)、2月12日(月)は開館し、1月9日(火)、2月13日(火)休館]

【観覧料】一般340(270)円、大学生230(180)円( )内は20名以上の団体料金

*高校生以下、65歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料

*毎月第4土曜日は「紀陽文化財団の日」として大学生無料

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【関連事業】

◎担当学芸員によるフロアレクチャー

1月27日(土)、3月10日(土)、3月24日(土)

いずれも14時〜15時 展示室にて(※申込不要、要観覧券)

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【同時期に開催の展覧会】

コレクション展2018-冬春 特集「院展の作家たち I 古きに学(まね)ぶ 下村観山を中心に」 同時開催

特別展「明治150年 水彩画家・大下藤次郎展」 2月10日(土)− 3月25日(日)

 

【博物館で開催の展覧会】

南葵音楽文庫 音楽の殿様・頼貞の楽譜コレクション ―1月21日(日)

ふるさとからのおくりもの 新収蔵作品展 1月27日(土)―3月4日(日)

きのくに縁起絵巻の世界―開かれる秘密の物語― 3月10日(土)―4月15日(日)

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