和歌山県立近代美術館

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トップページ > 開催中の展覧会 > 特別展 2020 日・チェコ交流100周年 ミュシャと日本、日本とオルリク

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特別展 2020 日・チェコ交流100周年 ミュシャと日本、日本とオルリク

会期: 2019年11月2日(土)〜12月15日(日)
特別展 日・チェコ交流100周年 ミュシャと日本、日本とオルリク Mucha and Japan / Japan and Orlik: In Commemoration of the 100th Anniversary of Japan-Czech Republic Relations

この展覧会は、チェコ出身のふたりのアーティスト、アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha 1860-1939)とエミール・オルリク(Emil Orlik 1870–1932)に光をあて、ジャポニスム(日本趣味)の影響を受けて展開した同時代のチェコの美術や、ミュシャとオルリクの影響を受けた日本の作家たち、さらにはオルリクと交流のあったウィーンやボヘミア地方の作家たちを採り上げ、グラフィックを舞台に展開した東西の交流を紹介するものです。

ミュシャは、ジャポニスムに湧くパリで、女優サラ・ベルナールを描いたポスターで一世を風靡し、アール・ヌーヴォーを代表する画家となりました。その評判は日本にも伝えられ、藤島武二など文芸美術誌『明星』や洋画団体「白馬会」周辺の画家たちに影響を与えました。

一方プラハに生まれ、ミュンヘンで絵を学んだオルリクは、プラハを拠点にベルリンやウィーンでジャポニスムの潮流にふれて日本への憧れを募らせ、1900年から翌年にかけて来日しました。浮世絵版画の彫りや摺りを学び、自ら多色摺の木版画を制作したほか、滞日中にオルリクが制作した石版画は、画家による版画への取り組みという新しい意識を一部の日本人に呼び起こし、日本の創作版画が誕生する機縁となりました。帰国後は自作や日本で得た資料をプラハやウィーン、ベルリン等で展示し、それぞれの地の芸術家に影響を与え、カール・ティーマンやヴァルター・クレムといった作家を木版画制作に駆り立てました。

こうした1900年前後のヨーロッパと日本の影響関係は、グラフィックを介したジャポニスムとその還流と捉えることができます。グラフィックならではの、即時的で双方向な「めぐるジャポニスム」の様相をお楽しみください。

 

展示構成

序章 ジャポニスム――光琳、型紙、そして浮世絵

第1章 チェコのジャポニスム

第2章 ミュシャと日本

第3章 日本とオルリク

第4章 オルリク、日本の思い出/オルリクの後継者たち

会期中展示替えがあります。前期:11月2日~11月24日/後期:11月26日~12月15日

葛飾北斎 《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》1831-1833頃  千葉市美術館蔵 葛飾北斎 《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》1831-1833頃 千葉市美術館蔵
アルノシュト・ホフバウエル《「マーネス美術家協会第2回展覧会」ポスター》1898 チェコ国立プラハ工芸美術館 アルノシュト・ホフバウエル《「マーネス美術家協会第2回展覧会」ポスター》1898 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵


ヴォイチェフ・プライシク《少女の思い》1903 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 レオ・ヒラ/カメニツキー・シェノフ(シュタインシェーナウ)ガラス専門学校《梅花模様花器》1885頃 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵
ヴォイチェフ・プライシク《少女の思い》1903 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 ヴォイチェフ・プライシク《少女の思い》1903 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵
ヴァレンティン・ヘルディチカ《「日本の版画 ブルノP.U.V.クラブ第31回展」ポスター》1913 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 ヴァレンティン・ヘルディチカ《「日本の版画 ブルノP.U.V.クラブ第31回展」ポスター》1913 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵


アルフォンス・ミュシャ《「ラ・プリュム」誌の黄道十二宮カレンダー》1897  インテック蔵 ※前期展示 アルフォンス・ミュシャ《「ラ・プリュム」誌の黄道十二宮カレンダー》1897  インテック蔵 前期展示
アルフォンス・ミュシャ《「ジョブ」ポスター》1898 宇都宮美術館蔵 アルフォンス・ミュシャ《「ジョブ」ポスター》1898 宇都宮美術館蔵


杉浦非水《「三越呉服店 春の新柄陳列会」ポスター》1914 愛媛県美術館蔵 杉浦非水《「三越呉服店 春の新柄陳列会」ポスター》1914 愛媛県美術館蔵 *前期展示
中澤弘光《乱れ髪歌がるた》190 三重県立美術館蔵 中澤弘光《乱れ髪歌がるた》190 三重県立美術館蔵 *後期展示
藤島武二(装幀)《『みだれ髪』(与謝野晶子著)》1901-1906 個人蔵 藤島武二(装幀)《『みだれ髪』(与謝野晶子著)》1901-1906 個人蔵


エミール・オルリク《「ポトロフスキー手袋店」ポスター》 1897 宇都宮美術館蔵 エミール・オルリク《「ポトロフスキー手袋店」ポスター》 1897 宇都宮美術館蔵
アルフォンス・ミュシャ《「ジョブ」ポスター》1898 宇都宮美術館蔵 エミール・オルリク《富士山への巡礼》1901 パトリック・シモン・コレクション、プラハ


葛飾北斎 《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》1831-1833頃  千葉市美術館蔵 ヴァルター・クレム《ペリカン》1900 ダッハウ博物館協会/ダッハウ絵画館 *前期展示
カール・ティーマン《逆光》1909 ダッハウギャラリー美術館連盟/ダッハウ絵画館 カール・ティーマン《逆光》1909 ダッハウギャラリー美術館連盟/ダッハウ絵画館 *前期展示


関連イベント

○演奏者による解説つきコンサート「20世紀初頭のクラシック音楽とジャポニスム プッチーニ、ドビュッシー、マルチヌー、ドヴォジャーク、ヤナーチェクほか」

11月24日(日)14:00-15:00 当館ホールにて(先着100名)

出演 : 西島麻子(構成、解説、ピアノ)、小林厚子(ソプラノ)

 

○講演会「大戦間期におけるチェコのジャポニスム」

12月8日(日)14:00-15:30 当館ホールにて

講師 : ヘレナ・チャプコヴァー(立命館大学准教授)

 

○連続講座

①11月4日(月・休):ミュシャと日本のアール・ヌーヴォー 井上芳子(当館学芸課長)

②11月30日(土):チェコと日本、知られざる表現の交差について 山野英嗣(当館館長)

③12月14日(土):ボヘミアの版画家たち オルリク、クレム、ティーマン 青木加苗(当館学芸員)

いずれも14:00から 当館ホールにて

 

○フロアレクチャー(学芸員による展示解説)

11月2日(土)、11月10日(日)、12月15日(日)14:00- 展示室にて(要観覧券)

 


開催概要

会期:2019(令和元)年11月2日(土) – 12月15日(日)

開館時間:9:30-17:00(入場は16:30まで)

休館日:月曜日(ただし11月4日(月・休)、11月11日(月)は開館し、11月5日(火)、11月13日(水)休館)

入場料:一般1000(800)円、大学生800(640)円 ( )内は20名以上の団体料金

*高校生以下、65歳以上、障害者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料

*11月3日、12月1日(毎月第1日曜日)は入館無料

*11月22日(金)は「ふるさと誕生日」として無料

*11月23日(毎月第4土曜日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料

主催:和歌山県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会

協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜

後援:駐日チェコ共和国大使館、チェコセンター東京

協力:ルフトハンザカーゴAG、一般財団法人高久国際奨学財団

コーディネート:イデッフ

特別協力:チェコ国立プラハ工芸美術館、ダッハウ絵画館

 


同時開催

外交史料と近代日本のあゆみ(主催 : 和歌山県、和歌山県教育委員会、外務省外交史料館)

コレクション展 2019-冬 特集「ニホンラシサを探せ」

フロアレクチャー

11月9日(土)、11月23日(土)14:00-、申込不要  

こども美術館部「ラシサってナニサ」

12月7日(土)11:00-12:00(小学生は無料、同伴される保護者は要観覧券)

*2日前までに電話(073-436-8690)かメール(bijutsukanbu@gmail.com)で要申込み

だれでも美術館部(みんなでお話しをしながら作品を楽しむ鑑賞会)

12月7日(土)14:00-15:00(要観覧券)

たまごせんせいとわくわくアートツアー(和歌山大学美術館部の学生による鑑賞会)

12月15日(日)13:00-13:45(要観覧券)

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