会期: | 2011年3月19日(土)~ 4月17日(日) |
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和歌山県に生まれた清水武次郎(1915~1993)の独創的な謄写版による版画を中心に、現代版画の主要な技法のひとつとなったシルクスクリーンにいたる多彩な孔版画の歴史をたどります。 版画の作り方には、木版などの凸版、銅版などの凹版、石版などの平版、そして今回とりあげる孔版があります。 孔版は、版にあけた孔(アナ)からインクを通して刷る技法です。古い歴史を持つ型紙による染色(ステンシル)に起源をもち、現代のシルクスクリーンへと発展しています...