和歌山県立近代美術館

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コレクション展 2017-春 特集 群像―交錯する声

コレクション展 2017-春 特集 群像―交錯する声
吉田克朗《Work 9》1970年

会期: 終了しました。2017(平成29)年1月27日(金)ー 5月7日(日)

終了いたしました。

コレクション展 2017-春

特集展示 群像―交錯する声

 

 

人間社会に生きる私たちは、他者との多様な関係性の中で暮らしています。家庭、学校、会社など、特定のコミュニティに属すこともあれば、不特定多数が行き交う街中などに身を置くこともあるでしょう。そこでは群像劇ともいうべき様々な人間ドラマが日々展開されています。

日本では、明治33(1900)年にフランスの心理学者ギュスターヴ・ル・ボンの著書『群衆心理』が紹介されてから、個人とは異なる群衆特有の心理状態に注目が集まります。また、明治期から大正期にかけて、多数の人々を複雑な構図に収めた写実的な西洋絵画が美術雑誌や美術学校における講義等で取り上げられるにつれ、群像の構図や表現についても深く研究されるようになりました。

何人もの人々をひとつの画面に収め、高い構成力が問われる群像表現では、各人物の配置、表情や動きなどの描写に、それぞれの個性や互いの関係性を見ることができます。注意深く見れば、描かれた一人一人の心の声が聞こえてきそうです。画中にひしめく彼らの声は、人生の喜怒哀楽をうたい上げ、社会の中で人が生きることについて、深く考えさせてくれるでしょう。

ここでは、石垣栄太郎《街》(1925年)や高井貞二《エミグラントの街》(1940年)のように街中の喧噪と当時の社会状況を描写した作品、野長瀬晩花《夕日に帰る漁夫 下絵》(1920年)や川口軌外《夏の海》(1940年)など、複数の人体を組み合わせて構図を研究した作品のほか、村井正誠《ならぶ人々》(1975年)や宇佐美圭司《山々は難破した船に似て No.2》(2001年)など、人々の姿を抽象化した作品も展示します。これらを通じて、時代とともに変化する人間のあり方をご覧いただきます。

 


 

【会場】 和歌山県立近代美術館 1階展示室

【会期】 2017(平成29)年1月27日(金)ー 5月7日(日)

【開館時間】 9時30分−17時(入場は16時30分まで)

【休館日】 月曜日(ただし月曜日が祝休日の場合は翌平日休館)

【観覧料】 一般340(270)円、大学生230(180)円 ( )内は20名以上の団体料金

            *高校生以下、65歳以上、障がい者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料

 



【関連事業】

◎学芸員によるフロアレクチャー

1月28日(土)、2月19日(日)、3月20日(月・祝)、4月16日(日)、5月6日(土)

…いずれも14時〜15時 展示室にて 要観覧券

◎こども美術館部(小学生向け鑑賞会)

4月22日(土)

…14時〜14時45分 展示室にて 当日開始時間までに要受付

 



【同時期に開催の展覧会】

企画展「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」 1月27日〜3月26日

企画展「現代版画の展開(仮)」 4月8日〜[6月25日]



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1 石垣栄太郎《街》1925年

2 川口軌外《夏の海》1940年

3 福沢一郎《鬼も忙し地獄の整地》1974年

4 村井正誠《ならぶ人々》1975年

 

 


 

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