トップページ > 館長からのメッセージ > 館長からのメッセージ/2012.2.11
寒い日が続いています。和歌山でも小雪が舞うほどですから、東北地方はどれほど寒いだろうかと案じています。何はともあれ、まず皆様のご健康をお祈りさせていただきます。
今日から企画展「ホックニーのグリム童話」が始まります。1937年イギリスに生まれたデイヴィッド・ホックニーは、初めてのニューヨーク滞在に取材した連作版画『放蕩者の遍歴』でデビューして以来、版画はもとより、油彩画、写真、オペラの舞台美術、さらに近年はiPhoneやiPodを用いた作品など驚くほど旺盛な活動を展開してきました。ホックニーの作品はウィットとユーモアに富む心地よい軽さを特徴としていますが、時と視点の異なる複数の写真を切り貼りして1枚の作品をつくるフォトコラージュなど先進的な試みにも果敢に取り組んでいます。
明るい陽光を好むホックニーはながらく活動の拠点をカリフォルニアにおいていました。今回ご覧いただく作品のなかには、輝やく陽光とプールの水が戯れるいかにもホックニーらしい作品や、日本美術の気象表現にヒントを得たという『天候シリーズ』なども含まれています。この機会にホックニーの明るく軽やかな世界をたのしんで下されば幸いです。
「コレクション展2011/12-冬」では「吉原英雄を囲む作家たち」、「生誕130周年特別展示 日高昌克」などをご覧いただけます。2月19日(日)に終了しますので、どうかお見逃しなく。
インフルエンザが大流行しています。皆様、おからだにはどうか十分お気をつけ下さい。
2012年2月11日
館長 雪山 行二
