和歌山県立近代美術館

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職場体験(受付のしごと)

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美術館に来て、まずお客さんが会うのは、受付の職員です。「受付のしごととは何でしょう?」とみなさんに尋ねると、「チケットを売ること」というこたえが返ってきます。たしかにそうですね。


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一口に「チケットを売る」といっても、チケットの種類はたくさんありますから、まずはそれを覚えなければなりません。展覧会も、企画展とコレクション展ではチケットが違いますし、高校生以下と65歳以上は無料ですが、チケットなしで入館するのではなく、無料のチケットをお渡ししなければなりません。団体の場合は、短時間に準備をせねばならず、さらに大変です。入館者数のカウントは、美術館運営においては重要な業務です。


ですが、チケットを売るだけなら、自動販売機でも出来ること。実際に受付に人がいるということは、チケットを売る以外にももっとたくさんのしごとがあるということなのです。

たとえば、雨で濡れた傘を持ったお客さんに、傘立てを利用してもらうよううながすこと、大きな荷物を持ったお客さんには、荷物をお預かりする旨、もしくはロッカーを利用してもらうよう声をかけることなど。これらはお客さんにとっても都合の良いことですが、なにより展示室の作品を守るために、必要なことなのです。お客さんを人の目で直接見て、直接声をかけて接することによって、機械ではできないことがたくさんできるようになります。美術館の中には展示室の他にも、レストランやリーディングコーナー、ミュージアムショップなどいろんな場所がありますから、その道案内もしなければなりません。
実際、海外の大きな美術館では、自動販売機でチケットが売られていたり、インターネットで前もってチケットを購入できるところもありますが、その場合、入り口でセキュリティチェックがあったり、インフォメーションセンターが別にあったりと、これらの仕事を補う別の人員が配備されています。

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また、他館の展覧会情報などを整理し、館内に配置することも大事なしごとのひとつです。時期が来たら交換するので、その整理を事前にしておかねばなりません。


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美術館から駅まで帰るためにはバスの時刻表も必要ですね。配布用の時刻表をカットしているところです。
ほかにも、ラーメンで有名な和歌山ですから、近くにおいしいラーメン屋さんはないかという質問もあります。そのときにはヒミツのラーメンマップがテーブルの下からこっそり・・・


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受付のしごとは、とにかく美術館に出向いたお客さんが、展示室に入るのか、トイレに行きたいのか、お土産を買いたいのか、レストランで食事がしたいのか、隣の博物館にも行きたいのか、他の美術館に行きたいのか、はたまた駅まで帰りたいのか、ラーメンが食べたいのか(!)などなど、あらゆる行動の方向付けをサポートする役割があるのですね。


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