1.「特集:コレクション/ドネーション」

佐伯祐三《レ・ジュ・ド・ノエル》1925年
佐伯祐三《レ・ジュ・ド・ノエル》1925年

現在14000点にのぼる当館コレクションのうち、60%を超える8500点以上がご寄贈によるものです。 この展覧会では、個人から寄贈いただいたまとまりのあるコレクションをいくつか紹介し、美術館と個人コレクションの関係に目を向けます。

1)玉井コレクション

佐伯祐三、ジャコモ・マンズー、エミリオ・グレコ

2)森コレクション

松田文雄、ラウル・デュフィ、キース・ヴァン・ドンゲン、島村三七雄

3)篠田夫妻コレクション

ジョルジュ・ルオー、浅井閑右衛門、梅原龍三郎、香月泰男、安井曾太郎、杉本健吉、鴨居玲、井上永悠

4)ブリッジ

加納光於、北川建次、野田哲也、木村秀樹、中路規夫、田中孝、安東菜々、山本容子

5)田中恒子コレクション

野田裕示、野村仁、手塚愛子、児島サコ、染谷聡、大西伸明、小泉雅代、名和晃平、西田潤、奈良美智、村上隆、北尾博史

6)ヴォーゲル夫妻コレクションの作家たち

ジョン・ケージ、ヨーゼフ・ボイス、カール・アンドレ、ソル・ルィット、ドナルド・ジャッド、クリスト、チャック・クロス、ロバート・マンゴールド


【会期】2014年12月16日(火)〜2015年2月22日(日)
【会場】1階展示室B

◎フロア・レクチャー(学芸員による展示解説)
 12月23日(火・祝)、1月4日(日)、2月11日(水・祝)、14時から会場にて

>特集 コレクション/ドネーション 展覧会ページ

2.関連企画 ハーブ&ドロシー映画上映会とアフタートーク

ハーブ&ドロシー
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1)映画『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』上映会とアフタートーク

 2015年1月11日(日)14時から
 和歌山県立図書館 メディア・アートホールにて
 先着200名、鑑賞費用500円
 主催:和歌山芸術文化支援協会(wacss)

2)映画『ハーブ&ドロシー2 ふたりからの贈りもの』上映会とアフタートーク

 2015年1月12日(月・祝)14時から
 美術館2階ホールにて
 先着120名、要入場券、当日開館時から整理券配布
 主催:和歌山芸術文化支援協会(wacss)
 協力:和歌山県立近代美術館友の会

映画鑑賞の後、大阪教育大学名誉教授で当館にコレクションを寄贈された田中恒子さんと当館教育普及課長の奥村泰彦がお話します。

>映画『ハーブ& ドロシー 公式サイト』

3.「コレクション展 2014/15-冬」

エドヴァルト・ムンク《骸骨の腕のある自画像》1895
エドヴァルト・ムンク《骸骨の腕のある自画像》1895

今回のコレクション展は、同時期に開催される「『月映(つくはえ)』展 田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎-- 木版にいのちを刻んだ青春」(2015年1月17日〜3月1日)にあわせた展示とし、「和歌山ゆかりの作家と近代日本の美術」、 「死を想う美術」、そして「抽象のかたち」という3つのコーナーを設けました。

「和歌山ゆかりの作家と近代日本の美術」では、保田龍門、川口軌外、村井正誠、 石垣栄太郎といった本県ゆかりの作家を中心とした近代日本美術の優品のなかに、「月映」 の作家たちが手がけた油彩作品を多く展示しています。

「死を想う美術」では、「月映」の作家たちが影響を受けたムンクの作品をはじめ、 死をめぐるさまざまな美術の表現をご覧いただきます。結核に侵され、命を刻むように制作を続けた田中恭吉、 田中に触発されながら生と死について深く内省した藤森静雄。死や病と、彼らの表現はともにありました。

また「抽象のかたち」は、「月映」において日本で最も早い抽象表現へと進んだ恩地孝四郎にちなんで設けたコーナーです。 戦後から今日にかけて多様な広がりを見せる抽象表現の数々をお楽しみください。

およそ90点を展示しています。

 【会 期】2014年12月16日(火)〜2015年2月22日(日)
 【会 場】1階展示室A

> コレクション展 2014/15-冬 展覧会ページ

4.【予告】『月映(つくはえ)』展 田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎─木版にいのちを刻んだ青春

月映マーク
田中恭吉[月映のマーク]1915

和歌山市出身の田中恭吉と、その盟友・恩地孝四郎、藤森静雄の三人が独自の表現を世に問うた詩と版画の作品集『月映』 が刊行されて100年を迎えることを記念し、その全貌をふり返ります。

 宇都宮美術館(http://u-moa.jp)で開催(〜12月28日)の後、 当館では、2015年1月17日(土)〜3月1日(日)に開催します。どうぞお楽しみに。

5.貸出中の当館コレクション ~あちらこちらで活躍中

当館コレクション(所蔵作品)は、全国各地の美術館で活躍しています。

だまし絵 IIチラシ
だまし絵 IIチラシ

◎だまし絵 II

兵庫県立美術館 10月15日(水)~12月28日(日)

  • デビット・ホックニー《ポンデン・ホール》1983
※会期後半から展示
東京駅100年の記憶 チラシ
東京駅100年の記憶 チラシ

◎東京駅100年の記憶

東京ステーションギャラリー 12月13日(土)~2015年3月1日(日)

  • 石井鶴三《東京駅夕景》1928
  • 武藤六郎《東京駅》1933

詳細は開催館にお問い合わせください。

6.レストラン&カフェ『ARTE』のご案内です。

月映梅酒・うめジュレップ
月映梅酒・うめジュレップ

レストランARTEでは、『月映(つくはえ)』展とのコラボメニューをご用意致しました。今回は、コラボメニューのセットでチョイスしていただけるドリンクをご紹介いたします。

和歌山特産物である『梅』を使用した 『月映(つくはえ)うめジュレップ』を炭酸水で割り、爽やかなドリンクとなっております。ランチの際に、是非ご賞味くださいませ。

『月映(つくはえ)梅酒』は、ディナータイムにてアルコールメニューとしご提供いたします。寒さが厳しくなってきますが、ARTEにておいしいお食事と梅酒で温まりませんか?

スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。

TEL&FAX 073-427-3126

>ぐるなびアルテ

編集部より

コレクション展が始まっています。
今回は、空間を贅沢に使用し、ひとつひとつの作品をじっくりゆっくりと楽しんでいただけるような展示を心がけました。『聖アントワーヌの誘惑』第3集を題材にしたルドンの石版画全24点や、クリスチャン・ボルタンスキーの作品なども久しぶりに出品しています。ぜひ作品に会いに来てください。
さて今号が、今年最後のメルマガになりました。
1年間ご愛読いただき誠にありがとうございました。

美術館は、年末は12月28日(日)まで、年始は1月4日(日)からの開館となります。

どうかよいお年をお迎えください。

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