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メールマガジン 140号 2019.07.09
このページをプリントアウトし、チケット売場係員にお見せください。団体料金で鑑賞いただけます。
【1枚につき4名様まで有効。2019年8月28日(日)まで】 このメールが見られない方はこちら
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1.本日開会!「水と美術 feat. 坂井淑恵」 |
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坂井淑恵《Whale》2017 |
9年目となる「なつやすみの美術館」シリーズが開会しました。今回のテーマは「水と美術」。
さらにいつもとはちょっと違い、ゲスト作家として和歌山市在住の画家・坂井淑恵(さかいよしえ)さんをお招きしています。
この展覧会のための新作も並んだ展示室入口は、やわらかくもフシギな坂井さんの作風で、ほわほわした空気が充満しています。
今年の「ワークスペース」は「水のかお、どんなかお?」と題し、
展示を通して辿ったさまざまな水の姿を、自分の解釈でアウトプットする試みとなっています。
会場に表れた謎の池に、いったいどんな「水のかお」が増えていくのか、楽しみです。
【会期】2019年7月9日(火)~9月8日(日)
【会場】2階展示室
【関連事業】 ◎アーティストトーク(詳細は次項参照)
7月14日(日) 14:00から15:30 展示室にて 美術館2階ホール
◎ワークショップ(詳細は次項参照)
8月18日(日)13:00から16:00
◎フロアレクチャー(学芸員による展示解説)
7月20日(土)、8月3日(土)、25日(日)、9月8日(日)いずれも14:00から
展示室にて(要観覧券)
◎こども美術館部「美術館でもぐれ!」(小学生対象の作品鑑賞会)
8月10日(土)11:00から12:00 2日前までにメールか電話で要申込。
メール bijutsukanbu@gmail.com / 電話 073-436-8690
(小学生は無料、同伴される保護者は要観覧券)
◎だれでも美術館部(みんなでお話をしながら楽しむ作品鑑賞会)
8月10日(土) 14:00から 展示室にて(要観覧券)
◎たまごせんせいとわくわくアートツアー(
和歌山大学美術館部の学生による鑑賞ガイド)
8月12日(月・祝)、14日(水)から17日(土)、20日(火)から22日(木)
各日11:00〜、13:30〜、15:00〜の3回、各回45分 展示室にて(要観覧券)
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「なつやすみの美術館 9: 水と美術 feat. 坂井淑恵」
2.アーティスト・トーク&ワークショップ
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昨年のワークショップ「2000年後の和歌山を発掘しよう」の様子(講師:柴川敏之氏) |
「なつやすみの美術館 水と美術 feat. 坂井淑恵」展では、
坂井淑恵さんをお迎えしたイベントをふたつ、開催します。
ひとつめは、アーティスト・トーク。ご自身の制作について、テーマについて、お話していただきます。
千葉県生まれ、和歌山育ちの坂井さんの中に、和歌山の海や自然はどのように影響を与えたのでしょうか。
ふたつめは、毎年恒例のワークショップですが、今回は(めずらしく)絵を描きます。
画材をちょっと工夫して、水と自分の関係を考えたり、水の中から外の世界を見たりして、
イメージをふくらませながら作品を作ります。対象は小学生以上、一般まで。
こちらは定員20人程度、和歌山県民文化会館での事前申込制となりますので、お早めにお申し込みください。
問い合わせ・受付開始は、同じく県民文化会館にて7月10日からです。
◎アーティストトーク
出品作家の坂井淑恵さんに、制作についてお話をうかがいます。
7月14日(日)14:00から15:30 美術館2階ホール
◎ワークショップ「水とあそぼう!ゆらゆら」
講師:坂井淑恵(画家) 8月18日(日)13:00から16:00 玄関前広場 主催:和歌山県/一般財団法人和歌山県文化振興財団
企画・運営協力:特定非営利活動法人和歌山芸術文化支援協会(wacss)
お申込み・お問い合わせ先(7月10日から):和歌山県民文化会館「アート・ワークショップ」係 073-436-1331
> 「アート・ワークショップ」チラシPDF
> 県民文化会館イベントページ
3.ニューヨーク・アートシーン展も前期はあと2週間 |
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「ニューヨーク・アートシーン」展も、前期は7月21日まで。マーク・ロスコの初期水彩や草間彌生のコラージュ作品などは前期のみの展示となりますのでお急ぎください!
とはいえ、後期も見逃せない作品がいっぱいです。ジェームズ・ローゼンクイストの《マリリン》のほか、フランク・ステラの《シンジェルリ》のヴァリエーションは和歌山会場だけの特別出品です。約20点が展示替えとなります。2度目のご来館もどうぞ!
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モーリス・ルイス《ダレット・ペー》1959 滋賀県立近代美術館蔵 |
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【会期】2019年6月8日(土)〜9月1日(日) 【会場】1階展示室 【休館日】月曜日(ただし7月15日、8月12日は開館し、7月16日、8月13日に休館)
【関連事業】 ◎トークイベント「ニューヨーク・アートシーンと音楽」 講師:荏開津広(DJ/ライター/京都精華大学非常勤講師)
8月11日(日・祝)14:00から 2階ホールにて(13時30分開場、先着順120名)
◎フロアレクチャー(学芸員による展示解説) 7月15日(月・祝)、8月24日(土) いずれも14時から 展示室にて(要観覧券)
>「ニューヨーク・アートシーン:ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで ー滋賀県立近代美術館コレクションを中心に」
4.貸出中の当館コレクション~あちらこちらで活躍中 |
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クリスチャン・ボルタンスキー ー Lifetime
国立新美術館 http://www.nact.jp/ 2019年6月12日(水)〜9月2日(月)
出品> クリスチャン・ボルタンスキー《モニュメント4(レッド)》1986年
以上1点 |
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「クリスチャン・ボルタンスキー ー Lifetime」展 チラシ |
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中畑艸人《師父の滝》(和歌山市立和佐小学校)
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5.おとなりの博物館 |
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夏休み企画展「南葵音楽文庫の至宝―楽譜でたどる西洋音楽の歴史―」が7月13日(土)から始まります。
南葵(なんき)音楽文庫(おんがくぶんこ)は、
紀伊徳川家16代当主の徳川(とくがわ)頼貞(よりさだ)(1892〜1954)が、
莫大な費用を投じて収集した西洋音楽関係資料のコレクションで、
現在は公益財団法人読売日本交響楽団の所蔵となっています。
約2万点の蔵書は、平成28(2016)年に和歌山県に寄託され、
和歌山県立図書館と和歌山県立博物館とで管理されています。
今回の展示では、
ルネサンスから後期ロマン派の時代に至るまでのヨーロッパ音楽の歴史を概観します。
併せて、南葵音楽文庫(南葵音楽図書館)の活動に深く関わり、
のちに故郷で和歌山県立図書館司書としても活躍した喜多村(きたむら)進(すすむ)(1888〜1958)が残した、
南葵音楽文庫に関わる資料(和歌山県立博物館所蔵)も展示します。
夏休み企画展「南葵音楽文庫の至宝―楽譜でたどる西洋音楽の歴史―」 【会期】7月13日(土) ~ 8月25日(日) 【休館日】月曜日(ただし、7月15日(月・祝)・8月12日(月・振替休日)は開館、7月16日(火)・8月13日(火)は休館) 【会場】和歌山県立博物館(近代美術館となり) 【入館料】一般280円(220円) 大学生170円(140円)
*( )内は20人以上の団体料金。 *高校生以下・65歳以上・障害者は無料。 *和歌山県内に在学中の外国人留学生は無料。 【関連事業】 ◎ミュージアム・トーク(担当学芸員による展示解説)
7月14日(日)、20日(土)、28日(日)、8月3日(土)、11日(日)、25日(日) いずれも13:30〜 展示室にて(要観覧券)
>和歌山県立博物館 |
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編集部より
なつやすみの美術館展では、
和歌山大学美術館部による「たまごせんせいとわくわくアートツアー」を実施しています。
毎年楽しみにしてくださっている来館者の方もいらっしゃるようで、
この展覧会には欠かせない鑑賞の場となっています。
美術館部外部コーチ(!)を務める私としては、学生が少しずつ成長していく様子を見るのが楽しみだったりします。
ということで、その準備として、今年もヒミツの「夜練」が昨日から始まりました![青木]
・・・美術館のつぶやきコーナー・・・
当館とお隣の博物館が現在の建物で開館したのは、
1994(平成6)年7月8日のことでした。
今年は月曜で休館日だったのですが、それから丸25年、四半世紀が過ぎたことになります。
9日から「なつやすみの美術館9 水と美術 feat. 坂井淑恵」展が開幕し、
26年目の活動に突入しました。
何周年というのは節目ではありますが、
一つ一つの展覧会を楽しんでいただけるよう取り組み続けたいと思います。
[奥村泰彦@なつやすみの美術館展]
1960年代におけるアンディ・ウォーホルと
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの例がよく知られるように、
ニューヨーク・アートシーンとポピュラーミュージックとは深い関わりがあります。
講師に荏開津広さんをお迎えして開催する8月11日のトークイベントでは、
少し時代が下って70年代〜80年代、グラフィティや初期のヒップホップなど、
とくにバスキアの作品の生まれた背景を中心にお話いただく予定です。
バンクシーにまでつながる話になるかもです。[奥村一郎@ニューヨーク・アートシーン展]
梅の収穫も終盤。今年は職場でいただいた実でシロップを仕込みました。
梅に入れ替わるように桃の収穫が本番。桃好きにはたまらない季節です。
桃の表面には細かな毛が生えていますが、なにかの表面が毛羽立っている状態を表す言葉として、
ももけるという表現が私の語彙の中にはあります。
ももけ→桃の毛→なにか毛羽立つもの、とつながりそうで面白かったというだけの話なのですが、
これは勝手な連想ゲームのようでした。
言葉自体も関西地方を中心とする方言のようです。[宮本久宣@桃好き]
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和歌山県立近代美術館 和歌山市吹上1-4-14 T. 073-436-8690 www.momaw.jp The Museum of Modern Art, Wakayama |
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