1.コレクション展 2015-秋
特集:アメリカ移民の歴史と芸術家たち/生誕120年 逸見享


今回のコレクション展は、常設コーナーに加えて特集展示を2本設けています。
【1】特集:アメリカ移民の歴史と芸術家たち
アメリカ移民の歴史と関わりのある和歌山出身の芸術家たちの作品を、移民の歴史を語る資料とともに展示しています。
移民たちが渡航の際に使用したトランクなどの資料や、第二次大戦中の収容所での苦難を描いた絵画作品などをご覧いただけます。
【2】特集:生誕120年 逸見享
和歌山市生まれの版画家、逸見享(へんみ たかし/1895〜1944)の作品を紹介しています。
逸見は同郷の田中恭吉に感化を受け、日本創作版画協会や日本版画協会で活躍し、日本の創作版画史に足跡を残しました。
今回は、逸見の代表作とともに彼の手仕事の様子がわかる版木も展示しています。
ちなみに、11月22日(日)は「ふるさと誕生日」で当館のほか、県立博物館、県立紀伊風土記の丘、県立自然博物館の4施設の入館が無料となります。
【会 期】~12月6日(日)
【会 場】1階展示室A
コレクション展 2015-秋 /特集:アメリカ移民の歴史と芸術家たち
> http://www.momaw.jp/exhibit/now/2015-1.php
特集:生誕120年 逸見享
> http://www.momaw.jp/exhibit/now/120-5.php
2.第69回 和歌山県美術展覧会(県展)
/第1回和歌山県ジュニア美術展覧会

第60回県展
また、ジュニア層を対象とした和歌山県美術展覧会が初めて開催されます。
詳しくは下記サイトをご覧ください。
【会 期】11月19日(木)~12月6日(日)
【会 場】2階展示室
第69回 和歌山県美術展覧会(県展)
/第1回和歌山県ジュニア美術展覧会
> http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/022100/kenten/kenten.html
3.【予告】生誕110年 村井正誠展 ひとの居る場所
〜戦後の抽象表現を開拓した洋画家の展覧会

岐阜県に生まれ、和歌山県新宮市で育った村井正誠(むらい まさなり/1905~1999)。
同郷の西村伊作が創設した文化学院に学び、1928年に渡仏。日本の抽象絵画の先駆けとなる作品を生みだしました。
帰国後は自由美術家協会を創設し日本洋画壇に新風を吹き込み、また戦後はモダンアート協会を創立。
サンパウロ・ビエンナーレなど国際展で活躍する一方、文化学院や武蔵野美術大学で教授を務め、後進の指導にも尽くしました。
一貫して「人の居る場所」を描き続け、抽象でありながら、
大らかで温かな画風は力強い存在感と観る者の心を捉える魅力にあふれています。
生誕110年を記念し、その初期から晩年までの作品約100点を紹介します。
【会 期】2015年12月18日(金)~2016年2月14日(日)
【会 場】2階展示室
【関連イベント】
◎講演会 2月14日(日)
「ひとの居る場所 村井正誠と抽象絵画」
講師:植野比佐見(当館学芸員)
14時より 2階ホールにて(聴講無料)
◎担当学芸員による解説会
12月20日(日)、1月17日(日)、1月31日(日)
14時より 2階展示室にて(要観覧券、申込不要)
企画展:生誕110年 村井正誠展 ひとの居る場所
4.粉河ふるさとセンターにて保田龍門作品展 開催
〜当館学芸員による作品巡り、フロアレクチャーも実施

今年は、紀の川市出身の芸術家 保田龍門氏の没後50年にあたります。
当館で5月から7月に開催した「保田龍門・保田春彦展」をご覧になってまだ記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
今回、龍門・春彦両氏のふるさと粉河町でも、彼らの足跡を紹介する展覧会が開催されます。
当館学芸員も協力して、講演会、作品巡り、トークイベントなどを実施します。
【会 期】11月21日(土)~11月29日(日)
【会 場】紀の川市粉河ふるさとセンター 2階展示コーナー(入場無料)
【関連イベント】
◎講演会 11月22日(日)「保田龍門 その人と芸術」
講師:寺口淳治(広島市現代美術館副館長)
11時より12時 同センター2階会議室にて
◎紀の川〜和歌山 作品巡り 11月22日(日)
講師:井上芳子(当館学芸課長) 同センター集合
13時半より17時 (要申込、定員20名、参加料300円)
◎トークイベント 11月24日(火)「父 保田龍門とふるさと粉河の思い出」
ゲスト:松本英子(保田龍門氏のご息女、春彦氏の姉)
11時より12時 同センター2階視聴覚室にて
◎フロアレクチャー 11月28日(土)
講師:奥村泰彦(当館教育普及課長) 同センター2階展示コーナーにて
紀の川市粉河ふるさとセンター 保田龍門作品展
> http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=22037
5.友の会版画プレゼント 〜舟田潤子さん再び

平成27年度友の会版画プレゼントは、昨年に引き続き舟田潤子(ふなだ・じゅんこ)さんの作品です。
作品のテーマは 「show time」。4種類の作品から、お好きな1点をお選びください。(先着順となります)
平成27年12月5日(土)午後1時30分より、版画の引換をおこないます。
(引換期間は、平成28年3月末日まで。12月7日(月)〜12月17日(木)は休館。)
12月5日(土)には、舟田潤子さんをお迎えして講演会を開催します。
制作にまつわる様々なエピソードをじかにお聞きできる絶好の機会ですので、
皆様、是非ご参加ください。
◎12月5日(土)の予定
・版画の引換 午後1時30分~ 1階特設受付
・講 演 会 午後2時~3時 2階ホール
・茶 話 会 午後3時〜4時 1階応接室
(参加費は無料、会員以外の方もご参加できます)
*同封の引換券にご希望の作品番号を記入の上、ご持参下さい。
*専用の額につきましては、ミュージアムショップで販売しております。
数に限りがございますので、ご希望の方は、早目にお買い求め下さい。
*ミュージアムショップでは、舟田潤子さんのオリジナルトートバッグも
販売しております。>オリジナルトートバッグ
舟田潤子さんオフィシャルサイト
> http://www.candy-circus.com
和歌山県立近代美術館友の会
> http://www.momaw.jp/tomonokai.php
6.貸出中の当館コレクション ~あちらこちらで活躍中
当館コレクション(所蔵作品)は、全国各地の美術館で活躍しています。
◎伝説の洋画家たち 二科100年展
石橋美術館
〜12月27日(日)
- 保田龍門《自画像》1915年
- 木下孝則《後ろ向きの裸婦習作》1925年
- 木下義謙《横向きの婦人像》1925年
- 川口軌外《車のある風景》1928年
- 川口軌外《バナナのある静物》1928年
- 高井貞二《感情の遊離》1932年
詳細は開催館にお問い合わせください。
編集部より
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串本町田並で開催中のアーティストインレジデンス「森のちからⅧ」や、
JRきのくに線の駅舎を彩るアートを展開する「紀の国トレイナート」など、
和歌山県下で様々なイベントが行われています。
日常を離れてアート作品に親しめる機会ですので、こちらもぜひご注目ください。
森のちからⅧ
> https://www.facebook.com/森のちから-1427260974168284/
紀の国トレイナート 2015
> http://trainart.jp/
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