1.恩地孝四郎展 抒情とモダン
~約20年ぶり大回顧展 海外からの里帰り作品も
近代日本における版画界の巨星であり、また抽象表現のパイオニアとして知られる恩地孝四郎(1891-1955)の約20年ぶりとなる大回顧展を開催中です。
竹久夢二との出会いをきっかけに画家を志した恩地は、1914年に田中恭吉・藤森静雄と詩と版画の雑誌『月映(つくはえ)』を刊行します。
同誌で発表した1915年の《抒情『あかるい時』》等は、日本における抽象表現の先駆けとなりました。
1920〜30年代には時代と呼応しつつ様々な版表現の可能性を追求し、戦後になると専ら抽象版画の連作を発表しました。
本展では海外からの里帰り作品を含む版画243点を中心に、油彩、素描、写真、ブック・デザインなど、その領域横断的な仕事も併せて、約400点を一挙紹介いたします。
【会 期】~6月12日(日)
【会 場】2階展示室
【関連事業】
◎記念講演会
5月14日(土)
「恩地孝四郎の実験精神:創作版画から現代美術へ」
桑原規子(聖徳大学教授)
14:00〜15:30 2階ホール(聴講無料)
◎フロア・レクチャー(学芸員による展示解説)
5月22日(日)、6月5日(日)
14:00〜15:00 2階展示室(要観覧券)
◎ワークショップ
5月29日(日)「フランス装の本をつくる」
藤井敬子(東京製本倶楽部)
13:00〜16:00 2階ホール 対象 : 中学生以上 参加費 : 1000円
※要申込、先着20名まで。申込方法は下記サイトをご覧ください。
恩地孝四郎展 抒情とモダン
2.恩地展関連企画 本の美術:ルリユールへの誘い
〜東京製本倶楽部による装丁本の「いま」
恩地は美しい本の世界を普及することにも尽力し、「本は文明の旗だ、その旗は美しくあらねばならない」と主張しました。「恩地孝四郎展」では、恩地の装丁家としての仕事もご紹介。萩原朔太郎や北原白秋、室生犀星などの著作の装丁本のほか、恩地自身が「出版創作」と呼んで取り組んだ挿画本などが出品されています。
また今回、恩地が深く関わった「本の美術」の中でも、特別な1冊を手仕事で仕上げる、中世ヨーロッパから続く製本工芸(フランス語でルリユール)の世界を、東京製本倶楽部の協力のもと14作家20作品により紹介する展示を行っています。「恩地孝四郎展」とともに、ぜひ装丁本の魅力をご堪能ください。
【会 期】〜6月12日(日)
【会 場】1階リーディングコーナー(観覧無料)
※リーディングコーナーは1階の大階段の左、コレクション展出入口の向かいです。
本の美術:ルリユールへの誘い
> http://www.momaw.jp/exhibit/now/relieur.php
東京製本倶楽部 公式サイト
> http://bookbinding.jp/index.html
3.コレクション展 2016-春/特集 謄写印刷工房より
~1階でもたくさんの版画作品を展示中です
特集展示の「謄写印刷工房より」では、芸術作品に昇華された謄写版(ガリ版)の名品や、暮らしに密着した資料などによって、多種多様な謄写版の魅力をご覧いただけます。
1階にも版画作品が多数ありますので、ぜひお見逃しなく。
【会 期】〜5月29日(日)
【会 場】1階展示室
【関連事業】
◎担当学芸員による展示解説
5月28日(土)14:00〜15:00 1階展示室にて(要観覧券)
コレクション展 2016-春
> http://www.momaw.jp/exhibit/now/2016-1.php
特集展示:謄写印刷工房から 印刷と美術のはざまで
> http://www.momaw.jp/exhibit/now/post-97.php
4.【予告】コレクション展2016-夏/特集 ドローイング
次回の特集展示では、当館が多数所蔵するドローイング作品を中心に展示いたします。水彩・パステル・紙などが織りなす世界へご案内しますので、どうぞお楽しみに。
【会 期】6月7日(火)~9月4日(日)
【会 場】1階展示室
【関連事業】
6月11日(土)こども美術館部(鑑賞会)「ドロドロ?!ドローイング」
※その他のイベントは、詳細が決まり次第、
次号メルマガ・ホームページ等にてお知らせします。
特集展示:ドローイング 水彩・パステル・紙の世界
5.「こども美術館部」 〜次回は6月11日です
先日、今年度からの新企画「こども美術館部」がスタート。
「恩地孝四郎展」では、作品に登場するパーツを組み合わせる福笑いのような仕掛けなどを用意して、展覧会をみんなで楽しみました。
2ヶ月に1度実施し、継続的に参加してもらうことで、顔見知りのお友だちが増えることを目指しています。
もちろん、どの回でも自由に参加できます。次回は6月11日です。
「ドロドロ?!ドローイング」(特集展示 ドローイング)
【日時】14:00 〜14:45
【場所】各展覧会展示室
【対象】小学生(無料)
※保護者が同伴される場合は、入場券をお買い求めください。
(65歳以上の方は無料です)
参加をご希望の方は、当日14時までに当館受付で参加登録をお済ませください。
「こども美術館部」
> http://www.momaw.jp/event/kodomo2016.php
6.和歌山美術館教育研究会 なつやすみ展に向けて活動開始
今年の夏も当館では「なつやすみの美術館」展を開催いたします。
6回目となる今回のテーマは「きろく と きおく」。
引き続き、生徒たちのためのワークシートを作成し、美術への関心を引き出すアプローチを行います。
和歌山美術館教育研究会では、学校の先生や教育を学ぶ大学生たちと連携しながら意見交換を行っています。今後の予定は下記の通りです。
5月21日(土)出品作品のリストをもとに内容の説明、ワークシート形式の検討
6月4日 (土)ワークシート製作
6月18日(土)ワークシート製作
6月25日(土)予備日
7月2日 (土)展覧会開会、展示を見ながらワークシートの最終修正
7月12日(火)配布開始目標
和歌山美術館教育研究会
7.貸出中の当館コレクション ~あちらこちらで活躍中
当館コレクション(所蔵作品)は、全国各地の美術館で活躍しています。
◎「昭和の洋画を切り拓いた若き情熱
1930年協会から独立へ」展
鳥取県立博物館 ~5月22日(日)
- 木下孝則《猫》1926年
- 木下孝則《女優の像》1926年
- 木下義謙《風景(バルコン)》1928年
- 川口軌外《ボヘミアン》1928年
◎ビアズリーと日本展
新潟県立万代島美術館 〜6月26日(日)
- 武井武雄『地上の祭』1938年
- 武井武雄『宇宙説』1942年
- 田中恭吉[木立]
- 田中恭吉[踊り子]
- 田中恭吉[和歌山城 不明門付近]
- 田中恭吉《毒いちご》1913年
詳細は開催館にお問い合わせください。
編集部より
「恩地孝四郎展」にも出品している恩地の著作のいくつかは、「国会図書館デジタルコレクション」でインターネット公開されています。
ぜひまたじっくりと恩地の詩や文章を読んでみてはいかがでしょう。
文学と美術がひびきあう世界をきっとお楽しみいただけます。
FacebookやTwitterでも、随時紹介していきますので、チェックしてください。
国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されている
恩地孝四郎著作一覧
> http://dl.ndl.go.jp/search/searchResult…
・・・美術館のつぶやきコーナー・・・
・斜めから、下から作品を見てみることもおすすめします。
きらきら光る雲母摺(きらずり)が施されていたり、空刷りによって凹凸が摺り出されていたりと、画面を支える様々な工夫が発見できるかも。
・和歌山近美で初めて紹介するルリユール。丹念に工程を重ねて作られた、美しい本の数々が集まりました。 恩地展と合わせて、「本の美術」をお楽しみください。
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