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コレクションの概要

和歌山県は川口軌外かわぐち きがい野長瀬晩花のながせ ばんかなど、わが国の近代美術史に足跡を残している数多くの優れた美術家を生んでいますが、当館では1970年の開館以来、和歌山県ゆかりの作家の展覧会を開催しながら、郷土作家コレクションを充実させてきました。
また和歌山ゆかりの作家には、浜口陽三はまぐち ようぞう田中恭吉たなか きょうきち恩地孝四郎おんち こうしろうなど、日本の近代版画史に足跡を残している作家が多く、1980年頃から近代・現代版画の収集・紹介に力を入れ、現在では国内でも屈指のコレクションを誇っています。海外の版画についてもピカソ(Pablo Picasso)やルドン(Odilon Redon)などの作品を所蔵しています。

さらに、1983年に始まった企画展「関西の美術家シリーズ」をきっかけに、戦後の関西に興った前衛美術運動、「走泥社そうでいしゃ」(1948 陶芸)、「パンリアル美術協会」(1948 日本画)、「デモクラート美術家協会」(1951 洋画・版画)、「具体美術協会」(1954 洋画)などで活躍した作家の作品収蔵をスタートさせ、現代美術コレクションの形成に努めてきました。1989年からは、わが国だけでなく海外の作家も収集の対象としています。マーク・ロスコ(Mark Rothko)やフランク・ステラ(Frank Stella)、ジョージ・シーガル(George Segal)をはじめとするコレクションを有しています。

明治時代から現代にいたる日本画、油彩画、彫刻、版画など、一万点を越すコレクションは、展示替えしながら、企画展やコレクション展で紹介しています。

1. 郷土作家コレクション

〔日本画〕
下村 観山 《魔障図試作》(1910)
野長瀬晩花 《島の女》(1916)
川端 龍子 《芭蕉翁》(1923)
稗田 一穂 《帰り路》(1981)

〔洋 画〕
神中 糸子 《海岸風景》(1888)
原 勝四郎 《画工像》(1932)
石垣栄太郎 《キューバ島の反乱》(1933)
川口 軌外 《少女と貝殻》(1934)
村井 正誠 《URBAIN No.1》(1936)

〔版 画〕
田中 恭吉 《焦心》(1914)
田中 恭吉 《綯はれゆく歓喜と悲愁》(1915)
恩地孝四郎 《サーカス(ハーゲンベック・サーカスの印象)》(1933)
浜口 陽三 《パリの屋根》(1956)
吉田 政次 《New Star No.1》(1956)

〔彫 塑〕
保田 龍門 《少女》(1952)
建畠 大夢 《感に打たれた女》(1932)
建畠 覚造 《ORGAN》(1962)
保田 春彦 《球を覆う幕舎》(1994)

山本  鼎 《漁夫》(1904)
戸張 孤雁 《千住大橋の雨》(1913)
藤森 静雄 《よる》(1914)
谷中 安規 《ドラゴンズ・ドリーム》(1939頃)
浜田 知明 《初年兵哀歌 歩哨》(1954)
駒井 哲郎 《手》(1960)
長谷川 潔 《時・静物画》(1969)
エドヴァルド・ムンク 《病める子》(1896)
パブロ・ピカソ 《貧しき食事》(1904)
パブロ・ピカソ 《ミノトーロマシー》(1935)
パブロ・ピカソ 《泣く女》(1937)
ジョルジュ・ブラック 《コンポジション(静物I )》(1911)
ワシリー・カンディンスキー 《響き》(1913)
パウル・クレー 《内なる光の聖女》(1921)
ジョルジュ・ルオー 《ミゼレーレ》(1922-27)
ジョアン・ミロ 《月の前の女と犬》(1936)
アンリ・マティス 《ジャズ》(1947)
ロイ・リキテンスタイン 《クラック!》(1964)
アンディ・ウォーホル 《キャンベル・スープII》 (1969)

2. 近代・現代版画コレクション

3. 現代美術コレクション

〔日本画〕
大野 俶嵩 《TWO FORMS》 (1956)
下村良之助 《鳥のほこら》(1965)
星野 真吾 《喪中の作品 A》 (1965)
三上  誠 《経路・暦》(1968)

〔洋画〕
須田国太郎 《風景》(1950)
菅井  汲 《雷神》(1958)
難波田龍起 《緑の空間》(1960)
元永 定正 《作品》(1964)
山口 長男 《連》(1965)
荒川 修作 《The ObserverContinues》(1965-66)
白髪 一雄 《平治元年12月26日》(1966)
マーク・ロスコ 《赤の上の黄褐色と黒》(1957)
トム・ウエッセルマン 《シースケープ#8》(1966)
フランク・ステラ 《ラッカ III》 (1968)
ヴィクトル・ヴァザレリ 《ピソール》(1978)
マーク・ボイル 《黒いふちの石の研究》(1980-81)
クリスト 《ポン・ヌフ》(1985)

〔写真〕
杉本 博司 《日本海 北海道I》 (1988)
シンディ・シャーマン 《無題》(1983)
バーバラ・クルーガー 《無題》(1988)

〔彫塑〕
豊福 知徳 《円柱 I》 (1965)
堀内 正和 《人差指》(1965)
三木 富雄 《耳》(1965)
柳原 義達 《道標・鳩》(1973)
戸谷 成雄 《森》(1986)
バーバラ・ヘップワース 《弦を張った円板》(1969)
ルイーズ・ネヴェルスン 《北の星》(1977-82)
イサム・ノグチ 《考える議長》(1978)
アンソニー・カロ 《ライン川流域》(1986-87)
ジョージ・シーガル 《煉瓦の壁ぞいに歩く男》(1988)
バリー・フラナガン 《ねじまがった釣鐘の上で跳ねる野兎》(1989)

〔陶芸〕
山田  光 《陶面の中の数字》(1976)
八木 一夫 《陰気な暦》(1977)
鈴木  治 《馬》(1984)

4. 玉井一郎コレクション

玉井一郎氏より、1980・83・90・94年の4次にわたって寄贈を受けたもので、佐伯祐三(洋画13点、素描1点)を軸に、原勝四郎(洋画21 点)、ジャコモ・マンズー、エミリオ・グレコ、山本豊市(各彫塑1点)、瑛九(版画239点)の作品、計277点を収蔵しています。

〔洋画〕
佐伯 祐三 《レ・ジュ・ド・ノエル》(1925)
佐伯 祐三 《広告のある門》(1925)
佐伯 祐三 《リュ・デュ・シャトーの歩道》(1925)
佐伯 祐三 《オプセルヴァトワール附近》(1927)

〔彫塑〕
山本 豊市 《髪》(1971)
エミリオ・グレコ 《病人を介護する》(1963)
ジャコモ・マンズー 《ジュリア像》(制作年不明)

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