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和歌山県立近代美術館の使命

芸術は、私たちに楽しさや深い感動、精神的な安らぎをもたらします。芸術作品に触れることで、人は豊かな人間性を涵養し、未来への創造力を自らのうちに育むことができます。

和歌山県立近代美術館は、展覧会等を通じて人々に国内外の優れた美術文化に接する機会を提供し、地域や学校と連携しながら各種事業を通じて学校教育や生涯学習を支援することをめざします。そうした活動を通じて文化による地域作りを活性化し、文化資源の保全と活用を図り、文化芸術を担う人作りの推進に努めます。

このような目的を実現するため、以下の基本方針をもって臨みます。

    1. 魅力ある展覧会を開催します。
      県民に優れた美術作品を鑑賞する機会を提供するため、魅力的な特別企画展・企画展を開催するとともに、充実した館蔵品コレクションを活用して常設展を開催します。展覧会は次の4つの方針によって開催します。
      ①国内の近現代美術を紹介、②海外の多様な美術を紹介、③和歌山ゆかりの優れた作家を紹介、④現在活躍している若手作家を紹介
    2. 調査・研究の充実を図り成果の公表と反映に努めます。
      美術史等の研究に寄与するため、充実した調査・研究を行い、その成果を展覧会や教育普及活動等に反映させ、印刷物、インターネット等を通して公開します。
    3. 作品・資料の収集を行います。
      美術作品収集方針に沿って作品・資料の収集を行い、県民の文化遺産のさらなる形成に努めます。
    4. 所蔵作品・資料の状態調査、保存修復、保存環境の整備を行います。
      収集した作品・資料を文化財として活用し、文化遺産として未来に伝えるため、状態調査及び保存修復、保存環境の整備に努めます。
    5. 地域と連携し学校教育や生涯学習を支援します。
      地域の学校と連携して、子どもたちが団体鑑賞、体験的プログラムに参加できる環境を整備することによって、また鑑賞教材の作成等を通じて、幅広い学習支援を行います。多様化する県民の関心に応えるため、ワークショップや解説会への参加等を通して生涯学習の支援を行います。またボランティアや友の会との協働を図り、他の県立博物館施設をはじめとする生涯学習施設・関係機関・団体等と連携します。
    6. 国内外の美術館や関連組織等と連携し、多様な活動を展開します。
      これまで深めてきたわが国の美術館や関連組織等との信頼関係を基に、さらなる学術交流を行い、より質の高い、幅広い事業を展開するように努めます。国内外の美術館に所蔵作品・資料を貸し出すことにより、当館の優れたコレクションの魅力を発信します。本県の美術文化の発展並びに博物館活動を通じて広く知的資源の蓄積に寄与できるよう努めます。
    7. 利用者が安全で快適に利用できるよう美術館運営を行います。
      すべての利用者が安全で快適に利用できるよう、施設・設備の維持管理を行うとともに、危機管理、安全、アメニティーに対する職員の意識向上に努めます。また施設の美観の保持と衛生管理に努めます。

 

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