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Webシンポジウム「もようがたり」

企画展「もようづくし」
Webシンポジウム「もようがたり」

~県立4館&市立博物館の連携によるシンポジウムをWeb上で開催します~

現在、和歌山県立近代美術館で開催中の企画展「もようづくし」では、同館所蔵の美術作品に加え、県立紀伊風土記の丘、県立博物館、市立博物館、県立自然博物館の協力を得て、ジャンルを超えたさまざまな作品・資料により、幅広く模様(文様)の世界を紹介しています。今回展示している考古資料、仏教絵画、老舗和菓子店の菓子木型、魚類図譜等に見られる模様は、私たちの目を楽しませてくれるだけでなく、ときに歴史の証人として社会的背景をものがたり、ときに人間をふくめ生物のあり方をもものがたります。さらに、近現代の美術作品と見比べることで、新たな美術鑑賞や美術表現を切り拓くヒントになり得る可能性も秘めています。

今回のシンポジウムでは、各館の専門家による話を通じて異なる角度から模様を読み解くことで、身の回りにある模様について再考します。新型コロナウイルスの影響により、当初予定していた美術館での開催は中止としましたが、時流に鑑みて、Web会議ツールも利用してシンポジウムを実現させ、録画したのち動画をインターネット配信します。未だ外出や遠出に不安を伴う状況が続いている中、各施設へ足を運びにくい人々も文化や自然に親しめる機会になれば幸いです。

【プログラム】(敬称略)

◎挨拶・概要説明

①萩野谷正宏(和歌山県立紀伊風土記の丘主査学芸員)

「縄文・弥生時代の土器と文様」

②大河内智之(和歌山県立博物館主任学芸員)

「仏を荘厳する金色の模様」

③近藤壮(共立女子大学文芸学部准教授・前和歌山市立博物館館長)

「駿河屋の菓子木型に見る模様」

④揖善継(和歌山県立自然博物館主査学芸員)

「魚の体表に見る模様」

⑤藤本真名美(和歌山県立近代美術館学芸員)

「近現代の美術と模様」

◎各パネリストによる討論 →※諸事情により、追って別の形で公開することを検討しています。

 

 * 和歌山県立近代美術館公式Youtubeチャンネルにて公開中

https://bit.ly/momaw20200623

企画展「もようづくし」

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