
1970年に開催された 日本万国博覧会(大阪万博)。
この大阪万博には、当館を手掛けた建築家・黒川紀章もパビリオンの設計者として参加しました。多くのアーティスト、デザイナー、建築家が関わり、万博は当時の日本における文化や技術、そして未来への想像力を体現する巨大なプロジェクトとなりました。
一方で、大阪万博は「反博」という言葉に象徴されるように、学生運動や社会運動の高まりのなかで強い批判や反発にもさらされていました。万博は祝祭的な未来像を提示する場であると同時に、当時の社会状況や価値観の対立を映し出す存在でもあったのです。
本講演会では、日本近代建築史を専門とする二人の研究者を招聘し、当時の社会的状況をふまえながら、建築家や美術家たちがどのような考えや立場で万博に参加していたのかを探ります。
そして、1970年の経験を手がかりに、現在も繰り返し開催される「万博」という仕組みそのものについて改めて考えます。
開催概要
▶2026年3月15日(日)13時~15時 @美術館2階ホール
講演会「万博とはなにか —1970年大阪万博が映し出した社会—」
モデレーター:芦髙郁子(和歌山県立近代美術館)
登壇者:鯉沼晴悠(金沢工業大学五十嵐威暢アーカイブ学芸スタッフ)
木原天彦(渋谷区立松濤美術館学芸員)
