
会期:2015年09月19日(土)~2015年12月06日(日)
逸見享《幸福な海女の群》1919 木版、紙
逸見享(へんみ たかし/1895〜1944)は和歌山市に生まれました。1913(大正2)年、和歌山市立和歌山商業学校を卒業すると上京、ライオン歯磨本舗小林商店に就職しました。1915(大正4)年、同郷で3学年先輩だった田中恭吉の遺作展覧会を東京・日比谷美術館で見て感銘を受け、1916(大正5)年に、詩人の大手拓次(おおて たくじ)が小林商店広告部の文案係として就職してくると田中の影響を強く感じさせる詩画集を共に刊行するようになりました。
1919(大正8)年、第1回日本創作版画協会展が開催されると《森田氏の顔》《幸福な海女の群》を出品し、入選。版画家としての活動が始まります。以後、同会や日本版画協会を中心に木版画の発表を続けます。また『詩と版画』などの創作版画誌にも数多く作品を寄せました。
今回は館蔵品を中心に逸見享の木版画77点を展示し、詩情ゆたかな作品の数々を紹介します。



展覧会情報
会場 | 和歌山県立近代美術館 1階展示室 |
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会期 | 2015年09月19日(土)~2015年12月06日(日) |
開館時間 | 9時30分−17時(入場は16時30分まで) |
休館日 | 月曜日(ただし9月21日、10月12日、11月23日は開館し、9月24日、10月13日、11月24日休館) |
観覧料 | 一般340(270)円、大学生230(180)円 ( )内は20名以上の団体料金 *高校生以下、65歳以上、障がい者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料 *「コレクション展 2015-秋」と共通 |
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