会期:2013年09月14日(土)~2013年12月01日(日)
「コレクション展 2013-秋」を開催いたします。
当館は、1963(昭和38)年に開館した和歌山県立美術館を前身として、1970(昭和45)年11月、県民文化会館内に開館しました。明治時代以降の和歌山ゆかりの作家を紹介することを中心に活動を続け、1994(平成6)年には黒川紀章の設計による現在の建物でリニューアルオープンしました。それに伴い、作品収集の範囲を国内外に広げ、現在では総数1万点を超える作品を所蔵しています。
コレクション展においては、幅広い美術の表現に接していただけるよう、季節ごとに展示を替え、さまざまな観点から作品紹介を続けています。今回は、「和歌山ゆかりの作家と近現代の美術」、「アメリカの戦後美術」、「田中恭吉とその周辺の絵画」という3つのコーナーを設けました。
「和歌山ゆかりの作家と近現代の美術」では、明治時代以降、日本人がヨーロッパの美術に接し、それに近づいたり、離れたりを繰り返しながら展開してきた、日本の近現代美術の流れを、和歌山ゆかりの作家を交えながら紹介いたします。
「アメリカの戦後美術」は、同時期(10月20日まで)に開催される「生誕120年記念 石垣栄太郎」展に関連した展示です。石垣は、戦前にアメリカで活躍しましたが、その後、世界の美術に大きな影響を与えた、アメリカの戦後美術をご紹介します。
「田中恭吉とその周辺の絵画」は、同時開催の「香山小鳥:ゆめの日のかげ」展に関連した展示です。明治末から大正初期にかけて、香山を含め密接な交流を持ちながら、作品の制作にいそしんだ田中とその仲間たちの絵画作品を紹介いたします。
出品点数はおよそ120点の予定です。どうぞご高覧ください。
【主な出品作品】
「和歌山ゆかりの作家と近現代の美術」
岸田劉生《黒き帽子の自画像》1914年、 佐伯祐三《広告のある門》1925年、 青山熊治《雪の馬》1927年、 川口軌外《ボヘミアン》1928年、 狩野光雅《草刈の笛》昭和初期、 梥本一洋《岬》1938年、 原 勝四郎《小湾》1940年、 松本竣介《三人》1943年
「アメリカの戦後美術」
マーク・ロスコ《赤の上の黄褐色と黒》1957年、 トム・ウェッセルマン《シースケープ#8》1966年、ジャン・ミシェル・バスキア《無題》1983年、 バーバラ・クルーガー《無題(私を覚えていて)》1988年
「田中恭吉とその周辺の絵画」
田中恭吉《初夏》1912年、 田中恭吉《自像》1914年、 田中恭吉《バラの刺》1914年、 恩地孝四郎《海の女》1912年、 藤森静雄《眠る少女》大正初期、 久本信男《和服婦人》大正初期
*都合により出品作品が変更になる場合があります。
展覧会情報
会場 | 和歌山県立近代美術館 1階展示室A |
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会期 | 2013年09月14日(土)~2013年12月01日(日) |
開館時間 | 9時30分-17時(入場は16時30分まで) |
休館日 | 月曜日(ただし祝日の場合は開館し、翌日が休館) |
観覧料 | 一般340(270)円、大学生230(180)円 ( )内は20名以上の団体料金 *高校生以下、65歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料 *「特集展示 香山小鳥:ゆめの日のかげ」と共通 |
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