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コレクション展 2013−春

会期:2013年03月09日(土)~2013年05月19日(日)

コレクション展 2013−春 田中恭吉《ニコライ》1912頃 油彩、板

和歌山県立近代美術館は1963(昭和38)年に和歌山城の敷地内に開館した和歌山県立美術館を前身として、1970年(昭和45)年、県民文化会館内に開館し、そこで23年あまりの活動を続けた後、1994(平成6)年7月に黒川紀章の設計による現在の建物でリニューアルオープンしました。2013(平成25)年は、県の美術館として発足してから50年、近代美術を専門にする美術館として設立されてから43年、国際的にもトップクラスの機能を備えた美術館にリニューアルしてから19年を迎えます。

当館の特色は、設立当初から紹介をしてきた和歌山ゆかりの芸術家たちによる優れた作品群を軸に、関西、日本、海外へと関連づけて充実させてきた、総数1万点を越すコレクションの豊かさにあると言えるでしょう。

コレクション展では、その幅広い美術表現に接していただけるよう、季節ごとに展示替えをしながら、さまざまなコーナーを設けて作品紹介を続けています。

「和歌山ゆかりの作家と近代日本の美術」のコーナーでは、神中糸子(じんなか いとこ)、恩地孝四郎(おんち こうしろう)、田中恭吉(たなか きょうきち)、建畠大夢(たてはた たいむ)、保田龍門(やすだ りゅうもん)、浜地清松(はまじ せいまつ)、 石垣栄太郎(いしがき えいたろう)、 木下孝則(きのした たかのり)、村井正誠(むらい まさなり)、高井貞二(たかい ていじ)など和歌山ゆかりの作家とともに、同時代の近代美術を代表する作家の作品をご紹介します。今回は、1920年代の同時期に、フランスに滞在して制作に励んだ佐伯祐三(さえき ゆうぞう)と川口軌外(かわぐち きがい)の作品を特に多く展示しています。 「部屋のなかで」では、日常的な場である部屋を舞台にしながら、非日常へとつながるような表現を集めました。「絵画表現の広がり」では、西洋において20世紀後半に展開した絵画表現の多様な広がりの一端を、当館の優品によってご紹介します。2階展示室にて開催の「日本の絵画の50年」展(4月20日〜6月16日)とあわせてお楽しみください。

出品点数は56作家80点です。

展覧会情報

会場 和歌山県立近代美術館 1階 展示室A
会期 2013年03月09日(土)~2013年05月19日(日)
開館時間 9:30 - 17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(ただし4/29、5/6は開館し、翌4/30、5/7休館)
観覧料 一般340(270)円、大学生230(180)円( )内は20名以上の団体料金
*高校生以下、65歳以上、障害者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料
*「版画・図案・オブジェ」 と共通
主催 和歌山県立近代美術館

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