トップページ >展覧会 >コレクション展 2011- 夏

コレクション展 2011- 夏

会期:2011年06月28日(火)~2011年09月04日(日)

コレクション展 2011- 夏 川口軌外《風景》1924 油彩、キャンバス

和歌山ゆかりの作家と近現代美術の秀作を紹介するとともに、川端龍子のコーナーを設けます。

当館は、1963(昭和38)年に開館した和歌山県立美術館を前身として、1970(昭和45)年11月、県民文化会館内に和歌山県立近代美術館として開館し、1994(平成6)年、黒川紀章の設計による現在の建物でリニューアルオープンしました。明治以降の和歌山ゆかりの作家を紹介することを活動の中心に据えながら、作品収蔵の幅を国内外の作家作品にも広げ、現在では総数約一万点となるコレクションを有しています。コレクション展におきましては、それら幅広い美術の表現に接していただけるよう、季節ごとに展示替えをしながら、さまざまな観点からの作品紹介を続けています。

今回は、まず今夏和歌山市立博物館で開催される「川端龍子展」にあわせまして、当館の龍子作品を一堂に展示いたします。次に、「和歌山ゆかりの作家と近代日本の美術」としまして、川口軌外、木下孝則、木下義謙、建畠大夢、保田龍門など和歌山ゆかりの作家とともに、近代洋画の代表的作家をご紹介します。

「生誕120年記念 恩地孝四郎・藤森静雄」では、大正初期の木版画に新たな息吹を吹き込んだ二人の作品が特集されますが、彼らの仕事は戦後になって日本の版画家の世界的な活躍につながりました。「戦後・日本・版画」としまして、世界的な舞台で活躍した版画家の代表作をまとめました。最後のコーナーでは、ルオーやムンクなど日本人が愛してやまない海外作家の作品を中心にご紹介します。彼らの作品から日本の作家はさまざまな影響を受けておりますが、私たちもやはりその影響のなかにいるように思われます。

【展覧会構成】76作家108点(展示室外を除く)

・川端龍子

・和歌山ゆかりの作家と近代日本の美術

・戦後 日本 版画

・海外の作品

・展示室外の作品

ツイートボタン
いいねボタン