会期：2023年07月11日（火）～2023年09月10日（日）
夏休みに美術への扉をひらく展覧会。 現在活躍する和歌山ゆかりの作家の作品と、近代美術館の収蔵作品（コレクション）を合わせて、新しい視点から美術の世界へ案内します。
「なつやすみの美術館」展は、夏休み中に美術館の収蔵作品を様々な角度から紹介し、13 回目をむかえます。今年は湯浅町出身の橋本知成さんの作品を収蔵作品とともに紹介します。
1990（平成2）年、湯浅町で生まれた橋本さんは、2017（平成29）年、金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科博士課程で博士学位を取得。陶を素材に独特の表情をもった作品を制作し、2019（令和元）年にはLOEWE Craft Prize 2019のファイナリストに選出され、作品がヴィクトリア&アルバート美術館に収蔵されるなど、高い評価を得ています。
近代美術館では橋本さんの作品と収蔵作品を組み合わせ、見るものに働きかけてくる作品の存在のあり方を探ります。
また、熊野古道なかへち美術館（田辺市立美術館分館）でも合同事業としてワークショップを行います。
The Museum of Modern Art, Wakayama announces the summer time exhibition: MOMAW Summer Museum Project featuring an emerging aritist, Hashimoto Tomonari. This exhibition series, up to the 13th this year during summer vacation, has introduced the works in the museum’s collection with the works of one artist who has a connection to this district. Hashimoto was born in Yuasa, Wakayama in 1990 and studied to get a PhD in Arts from Kanazawa College of Art in 2017. His works have abstract forms with metallic texture radiating complicated colors. His unique works have already gained high praise and recognition worldwide to be in some public collections, such as the Victoria & Albert Museum. Hashimoto adopts ceramic and mortar for his works. The colors and textures of both materials make contrasts in each work, and you can also find contrasts between Hashimoto’s works and those of the other artists in this exhibition.
The museum hopes you to see the works from several aspects and perspectives to enjoy the experimental expressions of contemporary art.
橋本知成《Untitled》2021年 166.0×20.0×20.0cm 個人蔵 photo : Gentoku Katakura
橋本知成《Untitled》2023年 105.0×105.0×105.0cm 個人蔵 photo : Gentoku Katakura
橋本知成《Untitled》2023年 59.0×61.0×61.0cm 個人蔵 photo : Gentoku Katakura
橋本知成《Untitled》2021年 143.5×24.0×24.0cm 個人蔵 photo : Gentoku Katakura
橋本知成《Untitled》2022年 76.0×41.0×41.0cm 個人蔵 photo : Gentoku Katakura
橋本知成《Untitled》2022年 12.5×260.5×12.5cm 個人蔵 photo : Yutaro Tagawa
李禹煥《点より》1980年 193.9×258.8cm 和歌山県立近代美術館蔵 ©Lee Ufan
金子潤《Tall DANGO》1986年 180.0×66.0×66.0cm 和歌山県立近代美術館蔵
橋本真之 《同一時空間に重なりたい三個の果実》1986年 84.0×26.0×28.0cm 和歌山県立近代美術館蔵
展覧会情報
| 会場 | 和歌山県立近代美術館 2階展示室 |
|---|---|
| 会期 | 2023年07月11日（火）～2023年09月10日（日） |
| 開館時間 | 9時30分〜17時（入場は16時30分まで） |
| 休館日 | 月曜日（ただし、7月17日は開館し7月18日休館） |
| 観覧料 | 一般520（410）円、大学生300（260）円 （ ）内は20名以上の団体料金 ＊高校生以下、65歳以上の方、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料 ＊毎月第1日曜日（8月6日、9月3日）は無料 ＊毎月第4土曜日（7月22日、8月26日）は「紀陽文化財団の日」として大学生無料 |
| 主催 | 和歌山県立近代美術館 |
関連事業
中止や延期となる場合があります。ご来館の際は、ウェブサイトにて最新情報をご確認ください。
▶︎対談:横山勝彦（呉市立美術館館長）× 橋本知成（出品作家）
日時：7月22日（土） 14時から
場所：2階ホール *聴講無料
▶︎フロアレクチャー（学芸員による展示解説）
日時：7 月17日（月・祝）、8月19日（土）、9月10日（日） 各回14時 から
場所：2階展示室 *要観覧券
▶︎こども美術館部（小学生を対象とした作品鑑賞会）
日時：7月22日（土）、23日（日） 各回11時から12時頃まで
*両日同内容
*各回先着6人程度 要予約 7月4日（火） 9時30分からウェブサイトで受付いたします。（7月４日、受付は終了しました。）
同時開催
コレクション展 2023 – 春夏 特集：美術と音楽の出会い 5月20日（土）〜7月30日（日）
コレクション展 2023 – 夏秋 特集：本のために―大家利夫の仕事― 8月11日（金・祝）〜9月24日（日）
ダウンロード／File Download
「なつやすみの美術館13 feat. 橋本知成」展チラシ (ダウンロード / PDFファイル / 30.09MB)
「なつやすみの美術館13 feat. 橋本知成」展出品目録 (ダウンロード / PDFファイル / 711.44KB)
english_press-release (ダウンロード / PDFファイル / 370.74KB)
「なつやすみの美術館13 feat. 橋本知成」展ワークシート (ダウンロード / PDFファイル / 3.16MB)
