和歌山県立近代美術館

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館長からのメッセージ一覧

  美術館に初めて勤務する日は、春の大嵐でした。世にいう春一番とか、そんなに生やさしいものではありません。気象関係者は「爆弾低気圧」というらしいのですが、終日30メートルからの暴風が吹き荒れ、横なぐりの雨も半端ではない本当の大嵐だったのです。ガラス貼りのアカリヨム(水槽)みたいな館長室から、雨滴の束がほとんど水平に、小枝や塵あくたを巻き込みながら飛び去る様を、日がな一日眺めていました。「降り込み」とかいって、たしか雨は引っ越し...

今年の冬は例年になく寒く感じましたが、3月に入るとさすがに寒さも緩み、梅の花も見頃となりました。皆様はお元気でお過ごしでしょうか。   3月6日(火)に「コレクション展2012-春」が始まりました(5月27日まで)。おなじみの「ゆかりの作家と日本の近代」のほか、「人の気配」、「ねじれる世界」、「壁のように」というセクションを設け、特集展示として、版画を超えた版画家、井田照一(1941-2006)の仕事をご紹介します。 「人の気...

寒い日が続いています。和歌山でも小雪が舞うほどですから、東北地方はどれほど寒いだろうかと案じています。何はともあれ、まず皆様のご健康をお祈りさせていただきます。   今日から企画展「ホックニーのグリム童話」が始まります。1937年イギリスに生まれたデイヴィッド・ホックニーは、初めてのニューヨーク滞在に取材した連作版画『放蕩者の遍歴』でデビューして以来、版画はもとより、油彩画、写真、オペラの舞台美術、さらに近年はiPhoneやi...

時の流れるのは速いもので、1月ももう終わりに近づきました。寒い日が続いています。皆様はお元気でお過ごしでしょうか。   昨年の11月から開催していた企画展「吉原英雄 画家のドラマ」は1月15日、好評のうちに終了しました。この展覧会は吉原(1931-2007)の画業のすべてを紹介する大回顧展であったこと、さらに吉原が長年にわたって京都市立美術大学(現在の京都市立芸術大学)で版画の指導に当たっていたことから、大いに注目を集めました...

新年おめでとうございます。皆様は新しい年をいかがお迎えになられましたか。昨年は何よりも東日本大震災、そして台風12号と、わが国にとっても和歌山県にとっても本当に多難な1年でした。被災された方々が心穏やかに暮らせる日が1日も早く戻ってくること、そして2012年、平成24年が皆様にとって幸せな年となることを心からお祈りいたします。   私ども職員一同は、当館が広く県民ならびに美術愛好家の方々と日々ともに呼吸し、心の拠り所となる美術...

10日ほど前から急に寒くなり、紅葉もいちだんと美しさを増してきました。皆様はお元気でお過ごしでしょうか。   11月19日(土)に「吉原英雄展 画家のドラマ」が開幕しました。戦後まもなく日本の版画界は、浜口陽三、駒井哲郎、浜田知明、斉藤清、棟方志功らを輩出し、一躍して世界から注目されるようになりました。しかも、木版に限らず、西洋から移入した銅版技法を駆使した作品が国際的に高い評価を得たことは画期的なことです。戦後の版画界を代表...

東日本大震災から1、2か月のあいだは時間の歩みが本当に遅く感じられました。しかし、その後はスピードを増し、今年もとうとう余すところ2か月となりました。木々も色づきはじめ秋も真盛りです。皆様はお元気でお過ごしでしょうか。   第65回「県展」は10月30日(日)に終了しました。今年の「県展」は、県民文化会館が耐震補強工事で使えないことから、第1期は日本画・書・工芸、第2期は洋画・写真・彫塑として、2回に分けて展示しました。各部門...

木々も色づきはじめ、秋も真盛りになってまいりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。とくに台風で被災された方々はお疲れがたまっているかと思います。おからだにどうか十分お気をつけ下さい。   今日、当館にて第65回「県展」の第1期「日本画、書、工芸」が開幕しました。日本画には作者の感性が素直に表現されている作品が多く見られ、好感が持てます。書は力作ぞろいです。今年はとくに、何と書かれているか分かるように、作品の傍に文章の全文もし...

台風が過ぎ去り、ようやく秋の気配が感じられるようになりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。台風で被災された方々には心からお見舞い申しあげます。 穏やかな生活が一日も早く戻ってくるよう、お祈りいたします。   9月17日(土)に「コレクション展2011-秋 生誕120年記念 保田龍門」が始まりました。保田龍門(本名 保田重右衛門 18911-1965)は、和歌山県那珂郡龍門村(現在の紀の川市粉河町)に生まれ、東京美術学校(現...

このたびの台風で亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。 今年の夏、和歌山県立近代美術館は例年にない賑わいを見せました。その理由の一つは、大人の観覧料金を夏休みに限って通常の500円から半額の250円に下げたことです。宿題をしに来るお子さんに付いて来たというお父さん、お母さんも沢山いらっしゃいました。1年中250円でご覧いただければ良いのですが。 『なつやすみの美術館「みること」「...